稲取の動物園で「落ちない」絵馬販売-コアリクイの性質に注目し発案

ミナミコアリクイと絵馬を持つ獣医の遠藤さん

ミナミコアリクイと絵馬を持つ獣医の遠藤さん

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 稲取にある「伊豆アニマルキングダム」(賀茂郡東伊豆町)で販売している「アリクイの絵馬」が人気を集めている。

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 園内に60種・600頭の動物がいる同園。年間約12万人が訪れる同園は、動物との距離が近く、触れ合いや記念撮影が楽しめるのが特長。家族連れをはじめ、カップルなど幅広い来園者が訪れる。

 今回の絵馬企画は、同園で飼育しているミナミコアリクイの性質に注目したもの。南米生息のミナミコアリクイは、ナマケモノやアルマジロと同じ貧歯(ひんし)目の一種。ミナミコアリクイは前足には大きなカギ爪と長い尻尾が特徴で、爪と尻尾を器用に使い、主に木の上で生活を行う。めったなことで木から落ちないことから、絵馬の提供を始めた。

 同企画を発案した同園獣医の遠藤舞さんは「自身も受験戦争を体験したひとりで、神頼みすることもあった。願掛けがてら当園を訪れ、動物と触れ合い、気分転換して受験勉強に向かってほしい」と話す。

 年明けから同園に足を運び願掛けする来場者は多く、「昨年の大みそかから開始していて、受験生やその両親などの願掛けが多い。中には落車防止を祈願する競輪選手もいた」と遠藤さん。

 受験シーズン本番を迎えるにあたり、「当人だけでなく家族もピリピリしてしまう時期。少しの気分転換や癒やしも必要。頑張ってほしい」とエールを送る。

 営業時間は9時~16時。入場料は大人=2,200円、小人(4歳以上)=1,100円。

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