「カピバラ・ピアノ・クァルテット」による「グランプリ・コンサート2024」が11月9日、沼津市民文化センター（沼津市御幸町）で行われる。

　カピバラ・ピアノ・クァルテットは、ピアノのマリオ・ヘリングさん 、バイオリンの岡田脩一さん、ビオラの近衞剛大さん、チェロのミンジョン・キムさんの4人から成るピアノ4重奏。ヨーロッパのパリ、ベルリン、アムステルダム、クロンベルクの4都市から集まった若手ソリストの出会いから結成されたという。それぞれが主要な国際コンクールで入賞経験を持ち、ヨーロッパ内外のステージでソリストや室内楽奏者として出演している。

　グランプリ・コンサートは、世界7大室内楽とされる「大阪国際室内楽コンクール」の
優勝団体による副賞の日本国内ツアーとして毎年全国各地で実施され、2023年の同コンクールで同団体が1位を獲得した。全国11公演のうち、沼津は6公演目。

　当日は、モーツァルト作曲の「ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 K.478」やメンデルスゾーン作曲の「ピアノ四重奏曲 第2番 ヘ短長 op.2」、シューマン作曲の「ピアノ四重奏曲 変ホ長調op.47」を演奏する。併せて、同コンクールの演奏が収録されたCDの販売・サイン会、マリオさんが参加するプレコンサートトークも行う。

　同施設の飯島百合さんは「技術を磨いて実力を高めている4人が集まってのアンサンブル。今後ますます活躍し注目されていく存在になると思う。息の合った聞き応えのあるリサイタル、生演奏の魅力に触れてほしい」と話す。

　14時開演。チケットは、一般＝2,000円、高校生以下＝1,000円