千鳥観光汽船(沼津市千本港町)が2025年1月1日から、「大瀬神社初詣特別クルーズ便」を運航する。
往路は沼津港を9時25分に出港し大瀬崎(西浦江梨)の桟橋にに10時に到着、復路は大瀬崎桟橋を11時25分に出港し、沼津港に12時に到着する。元日の沼津港・大瀬往復遊覧クルーズ便は昨年に引き続き2回目。運航日を昨年より増やした。
静岡県の指定有形民俗文化財に指定されている同神社。境内にある「神池」は、海に囲まれているが淡水の池で、伊豆の七不思議の一つとされる。神社に面する大瀬崎は、駿河湾に向かって突き出した細長い岬で、「琵琶島」とも呼ばれている。大瀬崎にはビャクシンが約130本群生し「大瀬崎のビャクシン樹林」は国の天然記念物に指定されている。有名な神社である一方、交通手段が限られており、足が運びづらい立地のため、沼津駅からバスで行ける沼津港から大瀬崎まで行くことができる「初詣クルーズ」を運航する。
今回は、船上で移動中に1回も富士山を見ることができなかった場合、乗船当日から半年間有効の沼津港遊覧クルーズの「無料乗船券」を発行する「富士山 船上から眺望できなかった場合補償サービス」を用意するほか、大瀬神社の宮司がお祓いした大瀬特別便記念オリジナル刻印付き御船印(600円)を販売する。
千鳥観光汽船を運営する「浜友グループ」(東京都千代田区)営業課長・小林直貴さんは「沼津港から大瀬崎まで三大日本一の富士山・駿河湾・びゅうおを体感できる遊覧クルーズ。船に乗って富士山を眺めながら初詣に大瀬神社へ行き、沼津港でも食事や観光を楽しめる。大切な人と共に大瀬での初詣で巳年の開運を祈願してほしい」と話す。
運航は1月1日~5日と1月中の土曜・日曜・祝日。乗船料は、大人片道=1,500円、小学生以下片道=750円、大人往復=3,000円、小学生以下往復=1,500円。