見る・遊ぶ 暮らす・働く 学ぶ・知る

閉館した長泉の美術館で映像祭 函南在住・水品一彦監督の4作品上映

会場となる静岡県新文化施設

会場となる静岡県新文化施設

  • 12

  •  

 「田方映像祭」が7月5日、静岡県新文化施設(旧ヴァンジ彫刻庭園美術館 長泉町東野)で開催される。

[広告]

 閉館した美術館をミニシアターとし、水品一彦監督のショートフィルムを特集上映する。現在非公開の2003年~2013年に製作され、海外映画祭でノミネート・受賞歴のある短編映画4作品を上映する。作品の解説やトークショーを行い、「静岡県東部と映画文化の過去と今」「映像とは? 本当の映像表現について」「田方映像と長泉町と静岡県新文化施設の今後」などについて語り合う。昨年製作した長編映画の予告編も初公開する。

 開催のきっかけについて、田方映像(函南町間宮)代表で監督の水品一彦さんは「今年3月、三島市のキネマ座という喫茶店で上映会を開いた。その時は田方映像のことも映画監督の水品一彦も知らない映画ファンのお客さまがほとんどだったが、おおむね好評を頂いた。これまで海外を中心に作品を展開してきたが、時を経て地元の日本で作品が改めて評価されてうれしかった。私自身も10年ぶりぐらいに作品を見直したが、改めて面白いと思ったので、またどこかで上映会ができればと考えていた。ちょうど同じ時期に、長泉町役場から旧ヴァンジ美術館(現在は静岡県新文化施設)の利活用について相談され、今回の上映会を提案した」と話す。

 「この世界において、映画に対する思いは人それぞれ。映画を製作する側の一人の日本人として、昨今のトレンド映画とはまた違った切り口で、皆さんに『映画は、こうあるべき』を面白く語るつもり。上映する作品のうち3本が、ここ静岡県東部で撮影している。カジュアルなスタイルの上映会なので、短編映画を見たことがない人にも、分かりやすく解説する。夜の何もない美術館で非日常的な気分に浸りつつも、気楽に見てもらえたら。長泉に縁がある監督がいるということも知ってもらいたい」とも。

 開催時間は18時~20時。入場料は5,500円(事前予約=1,000円)。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース