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三島で「静岡絵本エピソードアワード」授賞式 県知事賞など11作品

授賞式の様子

授賞式の様子

 「第2回 静岡絵本エピソードアワード」の表彰式が3月15日、三島の私設図書館「あひる図書館」(三島市芝本町)に隣接するイベントスペースで開催された。

参考委員を務めた絵本作家の宮西達也さん(左)と受賞者(関連画像3枚)

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 同アワードは、絵本にまつわる心温まるエピソードを募集し、本を通じて人と街をつなぐ「地元密着型」の取り組み。静岡に縁のある人を対象に2025年12月に公募を始め、中学生から94歳まで、県内外から昨年の161作品を大きく上回る443作品が寄せられた。

 当日は、実行委員長の中島あきこさん、豊岡武士三島市長のほか、選考委員を務めた絵本作家の宮西達也さん、スギヤマカナヨさん、竹山美奈子さん、マスリラさんの4人が登壇。受賞者11人のうち、現地とオンラインを合わせて7人が出席した。

 今回新設した最高賞「県知事賞」には沼津城北高校の瑠夏(るか)さんが選ばれた。エピソードの対象となった絵本は、静岡県出身の宮西達也さんの代表作「おまえ うまそうだな」。瑠夏さんは「まさか選ばれるとは思っていなかったので光栄。自分が大人になったときにも、子どもに読み聞かせたい」と喜びを表す。

 選考を終えた宮西さんは「回を重ねるごとに全国から作品が集まり、審査員がもっと悩むような素晴らしい会にしていきたい。絵本の賞は数ある中で、絵本にまつわるエピソードへの賞というのは他にはないので、皆さん、ぜひ、第3回エピソードアワードに応募していただければ」と呼びかける。

 選考委員を務めた長倉書店の長倉一正さんは「ある絵本作家から『絵本そのものにはそれほど力はなく、それを読んでくれる人や伝えてくれる人がいてこそ感動が生まれる』という話を聞いたことがあるが、私はそう思わない。絵本には作家のすてきな思いが込められていて、その思いに触れることで私たちは感動することができる。そして絵本を読んでくれる人やその魅力を伝えてくれる人が周りにいることで、その感動はさらに大きく広がっていくのだと思った。たくさんのエピソードに触れられた選考の時間は、今年も幸せいっぱいの時間だった」と振り返る。

 実行委員長の中島さんは「あまりにいい作品が多かったため最終選考に残った11作品も入賞として表彰した。『絵本から大好きで受賞がうれしくて』福井県から参加した受賞者もいた。思わずもらい泣きしながら選考した作品もあった。一つの絵本から広がる世界は人それぞれで、どれも本当に素晴らしい。来年も第3回を予定している。静岡発のこの事業を通して、絵本が傍らにある人生の豊かさを全国に届けていきたい」と意欲を見せる。

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