伊豆急行伊豆高原駅(伊東市八幡野)前にあるオオカンザクラが3月8日、満開を迎えた。
オオカンザクラはオオシマザクラとカンザクラの交配によって生まれた種類で、一般的な開花時期は3月中旬~下旬。ソメイヨシノより早く開花を迎える。
同駅前では現在、約200本のオオカンザクラが満開を迎え、携帯電話のカメラなどで撮影する地元民や観光客の姿が見られる。地元に住む40代の女性は「明日雨が降るというので、散歩ついでに撮影に訪れた」と話す。
同地域では、オオカンザクラの開花をはじめとしたイベント「伊豆高原桜まつり」が3月12日から始まる。イベントは4月3日までの約1カ月で、メーンの桜並木を中心に伊豆高原の春を感じさせるイベントが集中し、昨年は約20万人の来場者は同地を訪れた。
同イベント実行委員会事務局の市川綾香さんは「今年は例年より1週間から10日ほど早い開花で、今週末の雨が心配。毎年多くの観光客が春の訪れを楽しみに来る。今年も伊豆高原に足を運んでほしい」と来場を呼び掛ける。