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伊豆半島の魅力伝えるインバウンド動画 外国人の好むアクテビティーを紹介

自宅兼スタジオに座る植田さん夫妻

自宅兼スタジオに座る植田さん夫妻

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 伊豆の魅力をインバウンド観光客に向けた動画「Experience the Izu Peninsula」が5月9日、YouTube上で公開された。

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 動画の再生時間は3分24秒。動画は外国人観光客をターゲットとしたもので、伊豆半島でダイビングやMTB、トレッキングなどのアクティビティと伊豆の自然を紹介している。

 動画を制作したのは、ビジュアル・コンテンツ制作を手掛けるユニット「HAPPYMONSTER」(河津町)のディレクターである植田俊司さんとスタイリストの明日香さん夫婦の2人。

 今回の制作は植田さんらが約1年撮りためてきたという映像と、新しく追加撮影したものを編集し、英語字幕をつけたもの。制作担当者の俊司さんは「伊豆は海水浴や温泉のイメージが強いが、外国人の好むアクテビティーや壮大な自然が多く、それを多くの人に伝えたかった」と話す。

 俊司さんは、もともと伊豆出身ではなく、出身は東京都葛飾区。高校卒業後に専門学校を卒業し、スタジオカメラマンのアシスタントに従事。25歳で独立を果たし、30歳を目前に下田に移住した経緯を持つ。

 俊司さんは移住の理由について「アメリカにしばらくいた時に、西海岸でサーフィンをしながら自由な生き方をしている友人に知り合った。下町生まれだが、自身もサーフィンが大好き。今後の働き方を考えたときに、下田へ移住した」と話す。

 その後、妻の明日香さんも結婚を機に下田に移住。仕事について「カメラマンや広告の仕事など、東京の仕事も多かったが、現在は知り合いの紹介などでホテルのウェディングフォトや、パンフレットの制作などが増えてきた」という。

 河津町に一戸建てを購入した植田さん夫婦は、1階の部屋をスタジオとして使い、七五三の記念撮影や近年ではマタニティフォトなども手掛けてきた。「仕事を増やしすぎて、クオリティーが下がることは避けたい。1人でやる丁寧さは守りたい」と俊司さん。スタジオ撮影を1日1組と限定し、被写体と向き合ったサービスを行う。

 移住について明日香さんは「自身が感動することが、地元の人々と異なる部分があり、非常に面白い。近所の浜で手に入れたワカメを隣にお裾分けしようとしたら『もういっぱいあるよ』と言われた」と笑う。

 一方、俊司さんは「伊豆にはまだ発見されていない魅力が多くあり、今後も魅力を発信していきたい。両者が魅力を共有することで、価値観が変わり、新しいことが生まれていく。そのような全員はハッピーになれるような作品を作り、サービスを提供していきたい」と意欲を見せる。

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