三津シーパラダイス(沼津市三津)が7月1日、リニューアルオープンする。
前身の中之島水族館から86年間の歴史を持ち、バンドウイルカやセイウチ、ラッコを日本で初めて飼育したことでも知られる同館。現在は魚類300種類をはじめとする生き物を飼育・展示しており、イルカショーやアシカの食事タイムなどのイベントが人気を集めている。
今回のリニューアルでは、5つのコーナーを新設。動物は、モモイロペリカンをはじめ、フクロウやカワウソが初登場する。
同館広報担当者の春日保さんは「当館は海の前にあるほか、周囲を森に囲まれた自然豊かな環境にあることをアピールした展示に力を入れた。館内にいながらにして、さまざまな生き物に会えるようになった」と話す。
新設エリアには「すなあそ~ち」「いそあそび~ち」の体験型コーナー2カ所を開設。砂浜遊びが体験できる「すなあそび~ち」内には、来館者の動きに合わせて、投影した映像が変化するプロジェクションマッピング装置を設置する。
自然の磯場に見立てた海水プール「いそあそび~ち」では、駿河湾近海に生息するスズメダイ、メジナ、マアナゴなどの魚類を飼育し、来館者がプールの中で魚たちとの触れ合いを楽しむことができる。
春日さんは「今までは見ることが中心だったが、今後は触れられるコーナーを増やし、ファミリー層を中心に楽しみながら学べる施設に成長させていきたい」と意気込む。
開館時間は9時~17時。入場料は、大人(中学生以上)=2,200円、4歳~小学生=1,100円。