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伊豆の高校で漫画家・魚戸おさむが特別授業 高校生らに「食事の大切さ」伝える

生徒たちに食の大事さを伝える魚戸さん

生徒たちに食の大事さを伝える魚戸さん

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 静岡県立沼津商業高等学校(駿東郡清水町徳倉)で11月28日、高校生を対象とした特別授業が行われた。

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 魚戸さんは1957(昭和32)年生まれの漫画家で、代表作は片岡鶴太郎さんがドラマ主演したことで話題にもなった「家栽の人」をはじめ、絵本「はなちゃんのみそ汁」、漫画「玄米せんせいのべんとう箱」など、食事や食生活、日本人の暮らしをテーマに作品を発表している。

 同企画は漫画家の魚戸おさむさんが同校の2年1組の生徒を対象に行うもの。教壇には、沼津市内で農業を営む遠藤一雄さんと魚戸さんが登壇し、魚戸さんの「玄米せんせいのべんとう箱」の作品から、箸の持ち方や食事のときに交わす「いただきます」「ごちそうさま」の語源について魚戸さんが説明する。

 魚戸さんは授業で、食事について「食事は人間のエネルギー源になるが、自動車のようにガソリンと一緒に思ってはいけない。食べる品目は、今の人生だけでなく、将来の子孫にも関わってくる。子孫を残していく若い世代だからこそ、自身の食事やそれを取り巻く環境に目を光らせてほしい」と話す。

 授業を受けた2年生の木苗星(あかり)さんは「学生たちには、この授業をきっかけに農業に興味を持ってもらえれば。自分が食べるものに関して選択する基準を持ってほしい」と話していた。

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