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西浦の農家が農園販売所 ヒジキなど地場の魅力生かした商品開発

工房で作る商品を持つ久保田さん(右)

工房で作る商品を持つ久保田さん(右)

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 くぼた農園工房(沼津市西浦久料)が2月27日、オープンした。

 同工房は、かつてのミカン倉庫をリノベーションし、ヒジキやかんきつジュース、西浦地域の特産物を活用したパンや菓子を販売する。

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 西浦地域では80年以上前から地元女性がヒジキを採取しているが、どれも家庭内で消費されるのがほとんどで販売されることが無く、近年はヒジキの収穫の継承が困難になってきていた。

 同工房は、地域の主婦からヒジキを買い上げ、店主の久保田典子さんが加工して販売する。同店で扱うヒジキは、西浦の海で収穫し、鉄釜でゆでてから乾燥しているため、戻した時に茶色くならず奇麗な黒色で、ステンレス製の釜で仕上げたものより約12倍の鉄分が含まれているという。現在は地元住民のほか、ふるさと納税でも扱われている。

 同店では、ひじきのほか久保田さん一家が栽培している西浦ミカンを100%使ったジュースも販売。極早生のブレンド「おとなの蜜柑」と、青島と寿太郎をブレンドした「みんなの蜜柑」の2種類があり、1000ミリリットルと350ミリリットルのサイズで販売している。

 久保田さんは「ヒジキ採取に携わる女性を守り、伝統をつないでいきたい。周辺を散策し自然やのどかな風景を楽しんでもらいたい。工房の隣りには休暇スペースも用意しているので買わなくても気軽に利用してほしい」と話す。

営業は土曜・日曜・月曜10時30分~16時。

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