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長泉のIT企業が沼津の信用金庫跡地に移転 「集中する」金庫室も

厚さ30センチ以上ある扉に集まる長岡さん(中央)と社員たち

厚さ30センチ以上ある扉に集まる長岡さん(中央)と社員たち

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 県内を中心にITサービスを提供する企業「アーティスティックス」(沼津市高島町)が3月5日、JR沼津駅北口に移転した。

 同社は1994(平成6)年、代表の長岡善章さんの実家の子ども部屋で、機械の制御システムの開発を行う事業で創業。その後注文を受けつつ、システム技術者の派遣事業にも進出し最盛時には25人の技術者を抱える会社に成長した。

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 会社の転機が訪れたのは2008年のリーマンショック。派遣契約が次々と打ち切られ、方向転換をせざるを得なかった長岡さん。それまで大手企業取引を中心としてきた仕事を、中小企業のホームページ制作やシステム導入などに切り替え、地域の企業と歩む決意を行った。

 今回の移転は、沼津駅北口にかつてあった沼津信用金庫駅北支店の1階部分。同施設は2019(平成31)年に統合のため閉店した。その後、地域活性化および産業振興に向けて沼津市の施策と連携し、市外から新規進出するIT企業などの募集を開始。長泉町にあった同社はこの企画に応募し、引っ越しすることとなった。

 新事務所の面積はおよそ100平方メートル。10人いるスタッフがいる執務スペース、打ち合わせルームのほかに、信用金庫時代に使用していた金庫ルームもある。金庫ルームの利用用途については「セキュリティー上の問題もあるので、スタッフたちの集中する作業部屋として利用していければ」と話す。

 今後について長岡さんは「今後この施設にはさまざまな会社や団体が入ってくると思う。今後はその異なる団体やITだけではない業種と連携しながら、人と人がつながる場所づくりをしていきたい」と展望を話す。

 営業時間は9時~17時30分。

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