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沼津の「地域おこし協力隊」委嘱式 地域資源の活用に3人が就任

それぞれの思いを込め委嘱式に出席した3人と頼重市長

それぞれの思いを込め委嘱式に出席した3人と頼重市長

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 沼津市役所(沼津市御幸町)で4月1日、「令和2年度沼津市地域おこし協力隊委嘱式」が行われた。

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 地域おこし協力隊とは、人口減少や高齢化などの進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度。沼津市は今回、戸田地区・三浦地区2人の3人の募集を行った。

 今回就任したのは、戸田地区担当に東京都小平市出身の郷内高志さん(41)、三浦地区担当に千葉県館山市出身の三平浩輔さん(24)と、静岡県浜松市出身の青木恵美さん(44)の3人。

 前職では家具の製作やデザインに携わってきた郷内さん。郷内さんは戸田での暮らしについて「戸田のヒノキが良質だと感じたので、試作をしていきたい。みんなを巻き込み得意分野を分担しながら地域を盛り上げていきたい」と抱負を話す。

 大手自転車販売店に勤務し自転車に関わる営業からメンテナンスを担ってきた三平さんは「レンタサイクルの充実も大切だが、それと同時に既に自転車を持っている人にもアプローチしていきたい。欧米のように自転車が搭載できるバスが運行できるよう働き掛けをしていきたい」と話す。

 企業の広報やウェブ制作会社などでの経験がある青木さんは「ミッションは情報発信。ウェブメディア『沼津つーしん』に加え、三浦と戸田に特化した情報発信もしていきたい。年配の方のために紙媒体も用意したい」と展望を話す。

 委嘱式を終えて頼重秀一沼津市長は「戸田にはタカアシガニや橘、三浦地域には寿太郎みかんなど、自然に恵まれた地域資源が豊富な場所。持っているスキルを活用しながら沼津市の発展に力を貸してほしい」と激励した。

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