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長泉の革工房が「オンライン相談会」 自分の色を演出、生活の豊かさを考えるきっかけに

オンライン相談会は「妻も参加するので、女性1人でも安心してほしい」と颯さん

オンライン相談会は「妻も参加するので、女性1人でも安心してほしい」と颯さん

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 革小物ブランド「アラマン」(駿東郡長泉町)で5月6日、「おうちde革相談会」が始まった。

オプションでレーザープリントするロゴ作例

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 同ブランドは渡辺颯さん、亜紀子さん夫婦が営み、「ていねいなくらしをつくる丁寧なものづくり」をテーマに、イタリアから輸入した本革を使った手縫いの財布や名刺入れ、ちょうネクタイなどを販売している。主な客層は30~40代の男女で、沼津や東京のほか、フランスやオーストラリアなど、海外からの受注もある。

 今回のサービスはオンラインミーティングソフト「Zoom」を活用したサービスで、商品の製作に関する相談を行うもの。予約制で、1日1組限定で所要時間は約1時間。

 颯さんは「革の色の確認や、要望、時には革に関係のない話などもしながらゆっくり時間をかけてその人に合ったオンリーワンの革小物について打ち合わせをしていきたい」と話す。

 埼玉県出身の颯さんは、高校時代、革財布の製作をしたのがきっかけで革細工に興味を持ち、少しずつ工具を集めながら趣味として家族や友人に革小物を作っていた。

 大学時代に人脈が広がり、イベント出店なども積極的に行うようになり、その後就職活動もしたが革職人への思いが根底にあることに気付いた。大学で出会った亜紀子さんと2019年1月に結婚し、亜紀子さんの地元である長泉に移住しアトリエを開設。同年4月に同ブランドを開業した。

 渡辺さんは「家にいる時間が長くなった今だからこそ、好きなものに囲まれて生活してほしい。革と一緒に育つことや、包丁を研いだり身の回りの道具に手をかけたりという、コロナでみんなが気付いた生活の豊かさを考えるきっかけになったら」と話す。

 革小物の製作のほか、レーザープリンターによるオリジナルロゴの添付サービスの相談にも乗るという。革製品の修理やメンテナンスも行っており、「今後はランドセルを筆箱などにするリメークなどにも挑戦していけたら」と抱負を語る。

 問い合わせはアラマンのホームページで受け付ける。

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