静岡県立沼津商業高校(清水町徳倉)で9月2日、清水町との連携事業「沼商屋(ヌマショップ)特別講義」が行われた。
今年で20年目を迎える沼商屋(ヌマショップ)は、生徒のキャリアアップや地域資源を生かした製品開発を目的に、清水町ゆうすい未来機構と清水町産業観光課のサポートによる産学官連携事業。
同事業は、生徒のキャリアアップや地域資源を生かした製品開発を目的に、清水町ゆうすい未来機構と清水町産業観光課がサポートする産学官連携事業。清水町や沼津市などにある企業と連携し、11月中旬に予定する販売実習で地場産品や高校生と企業のコラボ商品の販売などを行う。特別講義には、同校の総合ビジネス課経営コースの3年生32人が集まった。
企業のマーケティング・広報などを行う集客デザイン研究所(三島市)の増田隼人さんが、現代のSNSツールの活用法やコロナ禍だからこそ実現したこと、近年ネットで話題になった事例など挙げ、ネットプロモーションついてなどを伝えた。
受講した山口泰輝さんは「これまでも授業ではマーケティング事例の研究などをしているが、本物のマーケターから話を聞くことができてとても勉強になった。SNSなど身近なツールについても分かりやすく教えてもらえた。11月の販売実習ではみんなと助け合って、勉強した集大成を見せたい」と意欲を語った。
講義を終え、増田さんは「自身の出身校で恩返しができればと思い参加している。11月の実践販売で多くの学びを得てもらいたい」と期待を寄せる。
生徒たちは各種事業所などに赴き、11月の販売会を目指す。