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伊豆の書店で55人の読書家フェア 20代~70代の本好きが推薦文

フェアの前で本を薦める長倉社長

フェアの前で本を薦める長倉社長

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 長倉書店サントムーン店(清水町伏見)で10月1日から、フェア「このすべての本を読んだら、どんな人生が待っているのだろう~55人が贈る渾身のおすすめ55冊~」が開催される。

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 長倉書店は1928(昭和3)年に三島市で開業。その後1955(昭和30)年に修善寺に移転し、2016(平成28)年3月に2号店となるサントムーン店をオープン、書店としては静岡県東部地域で最大級の店舗面積を誇る。一般書からコミック、文具など幅広い書籍を取り扱っている。

 今回のフェアでは、同店の長倉一正社長と関わりのある20代~70代の読書家55人にお薦めの一冊を聞き、その人ならではの推薦文を帯に記した55冊を販売している。

 「お客さんと会話をしていて、『この本を読んで人生が変わった』などの声を聞く機会が多く、それを他のお客さんに伝えるいい方法はないかと10年ほど前から考えていた。修善寺の店で伊豆の本を紹介するときに帯を作る案が出て、これだ!と思った」と、POPごと買ってもらえるオリジナル帯の手法のアイデアについて長倉さんは話す。

 推薦文を依頼した55人は読書量の多い人を中心に選定。フェアの準備は、長倉社長だけでなく書店スタッフ全員で約3カ月かけて行った。レイアウトを考え、帯の紙質などにもこだわったという。通常は新刊をメインに品ぞろえするため、「これだけの過去作品がそろうことはめったにない」と言う。

 長倉さんは「55人に推薦文をお願いして、『この人の成り立ち』と知ると自分も励まされる。本屋をやっていて良かったと思える。フェアのタイトルのように一冊の本で人生が変わることも。人生の変わるような、そんな一冊を見つけてほしい」と話す。

 営業時間は10時~21時。フェアは当面の間、継続して行う予定。

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