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沼津の飲食店で極早生の「みかんごはん」提供  地場産の西浦みかん使用

みかんごはんを持つ渡辺さん

みかんごはんを持つ渡辺さん

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 「駿陽荘 やま弥」(沼津市西浦)で9月27日、西浦産の極早生(ごくわせ)ミカンを使った「西浦みかんごはん」の提供が始まった。

 同店は1978(昭和53)年に、宿と食事処(どころ)としてオープン。駿河湾と富士山を目前に望み、天気の良い日は全ての部屋から富士山を一望できる。

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 「西浦みかんごはん」は2016(平成28)年に提供を始めた。沼津市が舞台のアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の第1話で、主人公の高海千歌が「寿太郎みかん」の箱の上に立ち、部員を勧誘する場面を見て同店若おかみの渡辺頼子さんがミカンの可能性を感じたという。

 知人から「井田エリアのお祭りでミカンが入った炊き込みご飯がある」と聞き調べていく中で、愛媛県には「みかんご飯」があり、学校給食などにも出ていることを知った。ミカンの産地である西浦に「みかんご飯」が無いのはもったいないと、試作を重ねたという。

 2016年と2017(平成29)年は「寿太郎みかん」を使ったが、1カ月半ほどしか提供できなかった。2018(平成30)年からは極早生みかんが出荷される9月から始め、寿太郎みかんのシーズンが終わる3月ごろまでの約半年間提供できるようにした。

 現在は週末のみの提供で、ミカン3~4キロを搾り果汁と細かく刻んだ皮、地元・戸田産の塩「アクア戸田塩」を加えた米約4升を毎週炊き上げる。定食に120円増しで、白米から「みかんごはん」にすることができ、単品(300円)でも注文ができる。

 渡辺さんは「最初はみかんごはんに抵抗を示す人も多かったが、今は戸惑いなく注文してくれる人が増えた。アニメがきっかけだが、アニメファンでない方からの注文も年々増えている。早生みかんを使ったご飯は酸味があり、刺し身にも合う。これからもミカンの産地として『西浦みかんごはん』を続けていきたい」と話す。

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