伊豆市にある「伊豆市サテライトオフィス」(伊豆市青羽根町)で10月5日、トークイベント「伊豆エリアから始まる近未来のまちづくりを語る会」が行われる。
静岡鉄道が運営する同所のオープニングイベントとして開催。同所はイベント後も伊豆市内外で活躍する企業・団体のサテライトオフィスとしてワーケーションサービスやテレワーク支援を提供する予定。
静岡大学の木谷友哉准教授や、鈴木雄介准教授のほかNPOサプライズの飯倉清太さんなどを交えたトークショーを展開。基調講演では東急の交通インフラ事業部MaaS(マース、モビリティ・アズ・ア・サービス)担当の森田創課長が登壇し、MaaSの未来について討論する。
森田さんはMaaSの第一人者として、2019(平成31)年4月に実証実験を開始した日本初の観光型MaaS「IZUKO(イズコ)」の陣頭指揮を摂り、現在伊豆と静岡市内を結ぶ第3フェーズに取り組んでいる。森田さんはこれまでの取り組みを小説「MaaS戦記」に取りまとめ、MaaSの理解と普及を目指している。
森田さんは今回の出来事を小説にしたことについて「小説のようなタッチだが、全登場人物が実名で登場するなど、ドキュメンタリー作品だと思っている。今起きていることを届ける臨場感を大事にしつつ、内面の悩みや葛藤が伝わるにはどうすれば良いかを考えた結果、小説という形式になった」と話す。
今回のイベントについて「静岡県や伊豆半島に在住もしくは何かしらの関係している方たちと一緒にお話ができれば」とも。
トークショーはPeatixサイトで事前申込制。オンライン参加も受け付ける。