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沼津のギャラリーで企画展「草展」 生命力ある「雑草」テーマに11点

展示会の様子

展示会の様子

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 沼津市内にあるギャラリースペース「omusubi(おむすび)」(沼津市内浦三津)で10月4日から、「草展vol.3 Dare To Be Wild ~ヒトのつくった「傷口」を覆う力強く美しい雑草の世界~」が開催されている。

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 主催するのは、写真家やライターたちで2017(平成29)年に結成された「OKUSURUGABOARD(オクスルガボード)」。写真好きの目線で地域の魅力を写真で発信し、奥駿河に人が来てくれる仕組みづくりをしてきた。メンバーは2016(平成28)年のリノベーションスクールで知り合い、2017(平成29)年に内浦にある築100年以上の旧郵便局だった建物に出合い、DIYでリノベーション。現在は貸しスタジオや活動拠点として活用し、今回同所で初の企画展を開いた

 伊豆半島を拠点に活動するアーティストであるキマ・リッジウェイさんが「草展」と題した展示で、これまで2度湯河原で開催。沼津市内では初めて作品を披露する。

 オクスルガボードを主宰する齋秀雄さんは「彼女のやわらかい作風に引かれ、最初は彼女の作品でと考えていたため、初めての個展開催をお願いした」と話す。「今回のテーマの雑草は、あらゆる隙間を見つけて生え、土を再び緑で覆い直そうとする。いわばヒトの造った『傷口』を塞ごうとする。会場には11点の『草たち』をテーマにした絵画作品が並んでいる」と齋さん。

 今後について、齋さんは「今後もこの場所を中心としながら奥駿河と外を『むすび』、人と人を『むすび』、これまでとこれからを『むすぶ』場所にしていきたい」と意気込む。

 開催日時は、土曜・日曜10時~15時(平日は不定期開催)。新型コロナウィルス対策のため、来場時には名前・住所の記入が必要。静岡県内在住者に限る。

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