沼津港に面した商業施設「港八十三番地」(沼津市千本港浜)のPORT83エリアで11月28日、定期マーケット「PORT83マーケット」が行われた。
イタリアの町並みをイメージして、イタリアンレストランやカフェ、パン店、シューティングアトラクションが体験できる場として2019年7月にオープンした同エリア。その活性化を目的に「PORT83マーケット」を2020年9月から毎月第4土曜に開催し、今回で3回目を迎えた。毎回10店舗ほどがエリアに軒を連ね、にぎわいをつくっている。
実行委員長の佐藤慎一郎さんは「地元の人に同所に来場してもらうきっかけづくりとして始めた。出店者にとっては、沼津港へ訪れる観光客へのアピールにもつながり、沼津の魅力を知ってもらえる機会にもなる。通路に出店ブースを構えることによって動線ができ、足を運んでくれる人も増えた」と話す。
今回は野菜や戸田たちばなを使った加工品、総菜、ジャム、雑貨などのブースや、初出店の陶芸品、キッシュ、サンキャッチャー、ショウガのつくだ煮店など計13店舗が出店した。訪れた沼津在住の40代の女性は「普段沼津に住んでいるが、地場産品や多くの地元作家の作品の多さに驚いた。意外な出会いがありとても楽しい」と感想を話した。
佐藤さんは「今後も開催を継続し、イタリアの港町のような、地元の名産品が買えるマルシェとして認知度を高めていけたら」とも。
次回の開催は12月26日を予定している。