スマートフェンシングの体験教室と交流戦「沼津JCフェンシング杯 このまちからオリンピアンを」が11月14日、サンウェルぬまづ(沼津市日の出町)で開かれた。
同イベントはスポーツを活用した青少年育成事業。シドニー・アテネ両オリンピックに出場した元フェンシング日本代表で主任体育指導員として沼津市役所に勤務する長良将司さんや、現役の日本代表選手である鈴木穂波さん、脇田樹魅さんが講師を務め、沼津市内の小学校に通う1年生~3年生の児童がスマートフェンシングを体験した。
スマートフェンシングとは、センサーを内蔵した柔軟性のある剣と導電性のあるジャケットを使い、剣の先端がジャケットに当たるとセンサーが反応して得点が入る仕組みで、実際のフェンシングの疑似体験ができる。柔軟性のある剣を使うため、年齢や経験にかかわらず誰でも安全に楽しむことができる。
参加したおよそ40人の児童たちは、代表経験のある講師から直接指導を受け、フェンシングの指導を通してあいさつや礼儀なども学んだ。体験教室後には学年別交流戦で、白熱した試合を繰り広げた。
1年生の部で優勝した高木優愛さんは「優勝できてうれしかった、今後フェンシングをやってみたい」と話し、3年生の部で優勝した佐藤岬さんは「フェンシングをやったのは初めてだが、優勝できてびっくりした。教えてくれた選手の方みたいに、自分もなりたいと思った」と笑顔を見せた。