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沼津の子どもたちによるフリーペーパーが完成 地元を取材し魅力を伝える

完成した「うらっち」を持つ関係者

完成した「うらっち」を持つ関係者

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 沼津市内浦・西浦地区の魅力を子どもたちが発信するフリーペーパー「うらっち」が1月24日に完成し、市内で配布が始まった。

完成した「うらっち」と初対面する子どもたち

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 地元の小中学生が制作を通して地域の魅力を発信する「コロマガプロジェクト」の内浦・西浦地区版。伊豆市を始点として現在まで5カ所で制作を行ってきた。

 A4サイズ16ページで、名産品の「西浦みかん」や「ひじき」の特集記事や、地域の飲食店、ダイビングスポットの案内、「医療・食文化・移住」をテーマにした記事を掲載。全て地元出身の8人の小学4~6年生のメンバーらで作り上げた。

 制作進行に関しては事務局を中心に地域おこし協力隊や地元商店のスタッフ、冊子に関してはデザイナー・カメラマン・イラストレーター・ライターなどの講義を受け、おおよそ半年をかけて制作した。

 事務局を務めた平沢マリンセンター(沼津市西浦平沢)の朝倉一哉さんは「新型コロナウイルスの拡大により制作が危ぶまれたが、完成された冊子の内容は想像を遥かにはるかに超えるクオリティーとなった」と振り返る。

 本来は1月24日に完成披露会を行う予定だったが、新型コロナウイルスの影響で地元住民らのみで完成会を実施。関係者らにはユーチューブによる動画配信で、完成の喜びを伝えた。

 制作に携わった菅野沙苗さん(4年)は「楽しく取材と制作が行えて、内浦・西浦の自然自慢が入った一冊になった。ぜひ手にとって魅力に触れてくれれば」と話す。

 今後について朝倉さんは「事業をスタートして否定的な意見は一切なく、応援者が増えてここまでできた。今後はこの楽しみをいかに継続して行えるかを子どもらと考え、楽しみながら地元をアピールしていきたい」と話した。

 冊子は平沢マリンセンターを中心に市内で2000部配布予定。

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