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沼津のギャラリーで地元アーティスト個展 「サステナブルと海」テーマに

ギャラリー前に立つMAASAさん

ギャラリー前に立つMAASAさん

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 アクセサリー作家のMAASAさんの初の個展「KINTSUGIとUMI」が5月8日~10日、ギャラリースペース「omusubi(おむすび)」(沼津市内浦三津)で行われる。

金継ぎされた陶器

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 MAASAさんは下田市出身。高校卒業後上京し、女子美術短大を卒業後、ファッションブランド「アルバローザ」の布帛デザイナーを経て、輸入販売店を開店。2018(平成30)年に沼津に移り住んだ。

 2015(平成27)年から趣味で磁器に好みの色や柄の転写紙を貼り焼き上げ、オリジナルの食器を制作するポーセラーツを始めた。ポーセラーツを制作する一方、食器などを修復する技術である金継ぎを習得。MAASAさんは「大切なポーセラーツの食器が割れてしまったのがショックで、修復するための本漆金継ぎを習い始めた」ときっかけを話す。

 沼津の海が好きでよく出掛け、海岸に打ち上がった貝殻やシーグラス、シー陶磁器などを拾うビーチコーミングをしていた時、「金継ぎの技術を使えばアクセサリーを作れるのでは」と思い、2019(平成29)年にアクセサリーブランドを立ち上げた。

 個展では金継ぎ作品35点、ポーセラーツ作品80点、貝殻やシーグラスなどのアクセサリー約80点を展示する。ポーセラーツとアクセサリーは購入できる。

 主催する「OKUSURUGABOARD」の増田都佳佐さんは「数年前から代表と、MAASAさんの作品を展示したいと話していた。彼女の魅力を地元住民に知ってもらいたいとomusubiの2回目の個展としてMAASAさんに声を掛けた」と話す。

 MAASAさんは「すぐ海に近いのが沼津の魅力。地形的に海の漂流物が沼津に集まってしまうようで、地元の方たちと定期的にごみ拾いを行っている。一から作らなくても既にある物を再利用してすてきに変わればとアクセサリーを制作している。金継ぎや貝殻などに興味のある人に来ていただけたら」と呼び掛ける。

 開催時間は11時~15時。入場無料。

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