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三島の飲食店グループが農家支援 廃棄予定のダイコン有効活用で

ダイコン収穫する三浦さん親子

ダイコン収穫する三浦さん親子

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 飲食チェーン「にしはらグループ」(三島市富田町)が6月6日、「完熟大根掘り体験&ほりたてを味わう会」を開催した。

ダイコンの入った豚汁を振る舞う西原社長

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 同社の創業は1951(昭和26)年で、現在は三島市を中心にとんかつ店「かさねとんかつかつ銀」や中華料理店「らーめんの一番亭」お好み焼き店「お好み焼きぼて福」の3ブランド・18店舗を展開する。

 同社では積極的に地場産野菜をメニューに取り入れ、地産地消を推し進めている。西原洋平社長は「三島は土壌の豊かな場所で、数多くの野菜が栽培されている。地元企業として活用することで応援したい」と話す。

 今年は好天が続き、ダイコンなどの野菜の生育が速く、市場の出荷に適さない育ち過ぎた野菜が多くなっていることから生産者がJA三島函南を通して同社に相談。廃棄予定だったダイコンおよそ1000本を同社が買い入れた。

 廃棄予定だったダイコンは同社社員が収穫し、とんかつ店「かつ銀」でダイコンおろし食べ放題企画を実施。好評を得たという。

 同企画では、大根の収穫体験を実施。同市塚原新田の農園におよそ20人の親子連れを集め大根を収穫してもらった。収穫したダイコンを各家庭に持ち帰ってもらったほか、その場で調理し、豚汁でも提供。参加者を喜ばせた。

 収穫体験に参加した三浦真麻くん親子は「ダイコンの収穫は初めて。こんなに立派なダイコンを収穫するとは思わなかった。家での料理が楽しみだ」と笑顔を見せた。

 西原社長は「今後も地元野菜を応援する立場として、今後も野菜や地域の魅力とおいしさを伝えていきたい」と話す。

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