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沼津で「やおや子供店長」企画 前掛けを着け青果店の仕事体験

レジ打ちを担当する子どもと栗原さん

レジ打ちを担当する子どもと栗原さん

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 青果店「農家直売野菜つなぐ」(沼津市下香貫下障子)で5月30日、イベント「やおや子供店長」が行われた。

野菜を袋詰めする子ども

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 子どもが野菜や果物の袋詰めや陳列、レジ打ちなどを体験するイベントで、今月初旬にスタートした。これまでに約30人が参加しているという。

 店主の栗原利嘉さんは「子育て世代にもっと青果店に来てもらいたいと企画した。コロナ禍で運動会などの学校行事が中止になり寂しく思う親も多いと思う。自分の子が主役のエンターテインメントとして楽しんでほしい」と話す。

この日は沼津市内外から集まった5歳から10歳までの6人が参加し、子どもたちは専用の前掛けを着け、自己紹介の後、栗原さんから野菜の説明を受けた。ニンジンをはかりで計測し、規定の重量になるように袋詰めした。ピーマンやカブ、ナス、キュウリなども袋詰めし、ニューサマーオレンジの試食も行った。

 袋詰めした商品の値段付けにも挑戦。見学者に「いくらなら買ってもらえますか」と声を掛け、栗原さんと共に価格を決め、売り場に並べ、レジ打ちも担当した。

 参加した辻依里子ちゃんは「野菜をたくさん測った」と笑顔を見せ、姉の佑実子さんは「レジ打ちが楽しかった」と話した。母親の由紀子さんは「頑張って積極的に挑戦してくれた。野菜にこんなに触れる機会はないので、苦手な野菜も今日の体験で克服できるきっかけになったら」と感想を述べた。

 栗原さんは「自分の子が真剣に取り組む姿を見ることができ意外な一面があると驚いた、という声も届いている。今後はオリジナルの前掛けを作り、夏ごろからは前掛けセットプランも考えている。野菜に親しむきっかけになったらうれしい」と話す。

 土曜・日曜に開催。開催時間は10時~14時のうち90分間。要予約。6月まで無料の予定で、7月以降は有料化する。現在、参加者の保護者にアンケートを行い、適正価格を調査中だという。

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