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沼津の住宅街にコーヒー専門店 10種類の自家焙煎豆そろえ

「Lilac Coffee Roaster」店主の杉山大和さん

「Lilac Coffee Roaster」店主の杉山大和さん

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 自家焙煎(ばいせん)コーヒー専門店 「Lilac Coffee Roaster(ライラック・コーヒー・ロースター)」(沼津市下河原町)が5月31日、オープンした。

店内に設置している焙煎機

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 元々父親が経営していた建設会社の事務所をコーヒー店に改装。店舗面積は約8坪で、焙煎機やエスプレッソマシーンなどを設置。カウンター2席、テーブル席2席を備える。コーヒカーップは、沼津出身の陶芸作家・吉田直嗣さんの作品を使う。

 アフリカや中米・南米、東南アジアなどのスペシャルティーコーヒー豆約10種類を用意し、自家焙煎した豆の販売を行う。店内ではドリップコーヒー(350円~)やエスプレッソ(400円)、カフェラテ(450円)、水出しアイスコーヒー(500円)、塩キャラメルミルクティー(450円)などドリンク約15種類とホットドックやクッキー、ガトーショコラなどを提供している。

 ドリンクはテークアウトできる。店内では、「ジャパン・ハンドドリップ・チャンピオンシップ」優勝者が使ったフラワードリッパーやドリップポット、コーヒーミル、コーヒーフィルターなどの販売も行う。

 店主の杉山大和さんは「父親が経営する会社の手伝いをしていたが、20代後半で、この仕事をずっとするのではなく他のことをやりたいと考えるようになった。コーヒーが好きで、家でいれたり器具をそろえて飲んだりしているうちにコーヒーの魅力にはまっていった。下北沢のカレー店や鎌倉のカフェなどで働き経験を積み、沼津に戻り街中での出店を模索したが、駅の近くは家賃が高く出店をためらっていた。おととし父親が亡くなって会社を閉めることになり、事務所として使っていた場所が空いたことからそこで出店することにした」と話す。

 杉山さんは「オープンしてまだ2週間ほどで、特に宣伝などもしていないが地元の友人や先輩・後輩などが来てくれて、ありがたく思っている。コーヒーというと難しいものと考える人も中にはいるが、難しく考えずに好みの味に出合ってもらえたら。焙煎したての新鮮な豆を販売しているので、家庭でも気軽にコーヒーを楽しんでくれる人が増えたらうれしい」とも。

 営業時間は11時~20時。火曜・水曜定休。

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