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伊豆ところてん倶楽部がオンライン体験会 クラファン返礼品に「ところてん衛門」本体も

今回出品される「ところてん衛門」本体

今回出品される「ところてん衛門」本体

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 伊豆ところてん倶楽部(清水町伏見)が7月22日、オンラインイベント「伊豆のところてん製作体験2021」を開催する。

フェルト人形の「ミニてん衛門」

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 伊豆ところてん倶楽部は伊豆半島のところてんメーカー6社が集まり、ところてんのPRと知名度向上を目的とする団体で、2013(平成25)年に結成。2018(平成30)年には「ところてんの日」を制定し、同倶楽部マスコットキャラ「ところてん衛門」がゆるキャラグランプリに出場。翌2019年は、より多くの人に知ってもらうためのイベント「開国!ところてん王国」を開催した。

 会長の栗原康浩さんは「静岡県・伊豆のところてんの認知を増やすため『子どもへの教育』『海女という職業の認知』『ところてん文化の国際化』に焦点を当てた活動を行っている。2019年からは子どもを対象にテングサからところてん、寒天の製造方法を伝える活動を行っている」と話す。

 2020年のイベントも計画していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止になり、今年は安全面を配慮したオンラインイベントを計画。参加者はオンラインでところてんの煮出しのレクチャーを受け、てんつき棒でところてん作りを楽しむイベントを企画している。

 オンラインチケットはクラウドファンディングサイト「レディーフォー」で6月15日から販売を開始。現在オンラインイベント実施に向けメンバーたちが準備を進めている。

 クラウドファンディングでは伊豆産の乾燥テングサ50グラムとプラスチック製てんつき棒を基本セットとして返礼品に設定。50グラムのテングサでは、およそ2リットルほどのところてんが作ることができる。

 返礼品は製作キットのほか、「天然塩パック」や「フルーツあんみつセット」「海女さんが採った川奈崎サザエ」「アイスの達人が選ぶアイス100個セット」など会員社の名物・名産をラインアップしている。

 現在クラウドファンディングは当初予定の10万円を達成し、次の目標である50万円にチャレンジ中。ネクストゴールの目玉として、ところてん衛門のフェルト製のミニ人形やところてん衛門本体もクラウドファンディングに出品している。どれも現役として使用中のものであり、1点しか存在しない。

 栗原会長は「あくまでもしゃれとして出品していて、今後のラストスパートの話題づくりになれば、と思い提案した。目的はクラウドファンディングの達成ではなく広くところてんの存在を知らせること」と目的を話す。

 用途について栗原会長は「50センチ角で長さは1メートル。中に入れば適度なプライベート空間を確保できる。テレワークなど自宅作業の息抜きとして閉じこもるのもいいし、キャラになり切ってストレス発散をするのもいい。使い方次第」と話す。

 「愛着もあり購入してほしい気分と売れないでいてほしい気分が交ざる。長く利用してきたものなので、愛を持って使ってほしい」とも。

 オンラインイベントは10時~。クラウドファンディングは今月15日23時まで。

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