沼津商業高校の生徒が7月29日、コミュニティーFM「エフエムぬまづ」(沼津市寿町)でインターンシップを行った。
同校では例年、2年生が地域の企業を訪問して2日間の職場体験を行っている。昨年度はコロナ禍で中止となり、2年ぶりとなった。今年は約90の企業の中から生徒が訪問先を選び、希望する職場に出向いた。
この日は、同校生徒の菊池彩花さんと芹澤亜美さんがラジオ局を訪問。担当スタッフから業務内容の説明を受けた後、正午から2時間の生放送に臨んだ。2人は学校の説明や、部活動、オリンピックについて、好きな音楽の紹介などを行った。
芹澤さんは「瞬く間の2時間だった。パーソナリティーのテンポよくメリハリをつけたトークが印象的だった」、菊池さんは「とても楽しかった。生放送で臨機応変に対応することの大切さを学んだ」と話した。
同校教諭の池田恵美子さんは「インターンシップを経験した生徒は、職場環境を知り選択肢が増えることはとても意義があることだと思う。ラジオを聞く側だった生徒がラジオで話す側になり、誰かに自分の気持ちを伝える難しさや楽しさを学ぶ良い経験になり感謝している」と話した。