イラスト展「第2回 東平屋スタジオ・ジャパンの世界」が9月1日から、保険代理店「保険カンパニー沼津店」(沼津市大手町)のショーウインドー「まちかどアートギャラリー」で開催されている。
伊豆半島のどこかにある空想のテーマパーク「東平屋スタジオ・ジャパン」をテーマにし、都会に住む男子高校生と戸田の深海に住むタカアシガニが入れ替わってしまう「蟹(かに)の名は」や、愛鷹山の山奥にある架空の和牛の国の物語「和牛使いサリー」、ゴシック風洋館の中で、ゲストを999個のまんじゅうが襲う「ホーンテッドまんじゅう」など、サインペンや色鉛筆で描いたイラスト6テーマ・20枚が展示されている。
イラストを描いた食品卸「東平商会」の山本雅弘社長は、2015(平成27)年から「東平屋スタジオ・ジャパン」のブログを連載し、伊豆半島の地名や同社の商品などを題材に駄じゃれを交えた架空のアトラクションなどを紹介している。これまでに57回連載している。
同施設館長の吉野聖一さんは「4月に第1回を開催した際、立ち止まってじっくり見たり、三脚を立てて写真を撮ったりする人が多く、好評だったため2回目を開くことにした」と話す。
山本さんは「新旧アニメを題材にしたパロディーまで、年齢に関係なく楽しんでもらえると思う。遊び心は仕事をする上でも大切な要素。仕事の傍ら、ユーモアのセンスを持ち続けられるようにこの趣味を大事にしていきたい」とも。
今月31日まで。