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駿東伊豆消防本部が火災予防啓発ポスター刷新 イメージキャラに「トータルテンボス」

撮影されたポスターと記念撮影するトータルテンボスの2人と、標語を考案した2人

撮影されたポスターと記念撮影するトータルテンボスの2人と、標語を考案した2人

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 駿東伊豆消防本部(沼津市寿町)が10月29日、お笑いコンビ「トータルテンボス」をイメージキャラクターに起用した火災予防啓発ポスターの完成披露式典を行った。

今回採用されたポスター

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 同消防本部では、2017(平成29)年から隔年で火災予防啓発ポスターを作成している。イメージキャラクターはこれまで、サッカーJ3アスルクラロ沼津の選手や、女子競輪選手の鈴木奈央さんなどを起用してきた。

 同消防本部の担当者は「発信力のある人物を起用することで、住民の目にとまりやすいポスターを作りたいと考え、県東部出身で知名度が高く、沼津ラクーンよしもと劇場で定期的にお笑いライブを行っているトータルテンボスの2人にお願いした」と話す。ポスターは2000枚を作成し、公共施設などに掲示する予定という。

 標語は6月初旬、消防職員から募集した。集まった50点の中から「火災ゼロ、達成できたらハンパねぇ!」と「いきなりで恐縮だけど住宅用火災警報器をつけなければいけないってご存じ?」が選ばれた。

 ポスターは、オレンジ色の救護服を着てボンベを担ぎ住宅用火災警報機を手にしたトータルテンボスの大村朋宏さんと藤田憲右さんの全身写真に、標語と2人のサインが印刷されている。

 標語が採用された、職員の内田温樹さんは「トータルテンボスの『ハンパねぇ』のネタを入れつつ、火災を減らしてもらいたいという思いを込めた」と話す。

 大村さんは「撮影時に肩に掛けた酸素ボンベは約30キロあり重かった。これだけの物をいつも担いでいる隊員の皆さんに感謝の思いが生まれた。手前みそだが、ポスターは2人がりりしく、とてもいい出来栄え。吉本興業の本社にも一足早く貼られたが、芸人仲間の間でもすでに話題になっている」と笑顔を見せる。藤田さんは「これから乾燥する季節で火災が起きやすいが、このポスターを見て火災予防への意識を高めてもらえたら」と呼び掛ける。

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