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沼津港にすし店 駿河湾の地魚使った料理と「エンタメ」提供

「太刀魚昇り龍一本揚げ」を持つ大畑さん

「太刀魚昇り龍一本揚げ」を持つ大畑さん

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 すし店「沼津港 海天寿司(すし) 一富士丸」(沼津市千本港町)が10月26日、オープンした。

「一富士丸名物 漁師の刺身トロ箱盛り」

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 静岡市を中心に飲食店を運営する「なすびグループ」(静岡市清水区)が運営。席数はカウンター席とボックス席合わせて66席。

 オープンのきっかけについて、運営会社である「なすび」営業本部部長の大畑守さんは「これまでの既存店は50人~100人程度の法人や団体客に対応する店が多く、コロナ禍で団体客が見込めない期間が今後もしばらく続くため、個人やファミリー向けの出店をしたいと探していたところ、この場所を見つけた」と話す。

 メニューは「駿河湾深海五種手巻き」(1,180円)や、「一富士丸名物 漁師の刺身トロ箱盛り」(1,580円)、あぶり・刺し身・昆布締めの味比べができる「金目鯛(きんめだい)三種味比べ」(600円)、アジフライを使った「新名物 沼津フィッシュ&チップス」(680円)、「秘伝のたれ 金目鯛丸ごと一匹煮付けました」(1,480円)など。

 「なすび総本店」名物の37.76センチの「ジャンボ海老(えび)フライ」(1,680円)に加えて、沼津港で水揚げされる約30センチのタチウオをフライにした「太刀魚昇り龍(りゅう)一本揚げ」(1,080円)も用意した。

 同社では、3年ほど前から三保の松原(静岡市)の保全のために清掃活動を行っており、そこで拾った枯れ松葉を活用したメニュー「三保松原焼き」も提供している。わら焼きの手法で松の葉っぱを使ってカンパチやカツオの皮目を焼く。1時間に1、2回、ステージでライブショーとしてパフォーマンスする。

 大畑さんは「沼津の魚を使って、味はもちろん、楽しさも提供していきたい。店名に付けた『海天寿司』は海の天国という意味。『面白かったな』と記憶に残る体験をしてもらいたい。今後、より楽しんでもらえるような演出やメニューをブラッシュアップしていく。港町ならではの料理を、エンタメとしても楽しんでもらえたら」と話す。

 営業時間は11時~21時。水曜定休。

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