長泉町納米里の子どもたちが12月25日、サンタクロースの格好で地域の高齢者世帯へクリスマスプレゼントの配布を行った。
同地域に在住する4世帯6人の高齢者を対象に行った同企画。対象の世帯にクリスマス仕様の特製弁当とネックウォーマーをプレゼントした。
当日は、地域の小学1年生から6年生までの5人がサンタクロースの帽子をかぶって高齢者宅を訪問。高齢者に「メリークリスマス」とメッセージを添えてプレゼントを手渡した。
イベントを企画したのは、地域の班に所属し防災活動に取り組む高木有加さん。今回の企画について、高木さんは「大阪市で行われているイベントを参考にした。防災は地域の住民たちのネットワークが大事。イベントを通して子どもたちに高齢者の誰がどこに住んでいるかを把握してもらうことを地域防災ネットワークのきっかにしたい」と話す。
プレゼントを受け取った井田鐘三さんは「地域の子どもたちに会えてとてもうれしかった」と笑顔を見せていた。
サンタ役の一人・佐野葵唯さん(5年生)は「最初は少し恥ずかしかったが、お礼を言われてうれしかった。地域に高齢の人々が多くいることに改めて気付かされた」と話す。
高木さんは「福祉や防災を難しく考えず、楽しい関わりの中から自然にお互いを気遣ったり思いやったりできるようになれば。来年以降も続けていきたい」と意気込む。