長泉町のご当地グルメ「長泉あしたかつ」を使ったサンドイッチ「長泉あしたかつサンド」の販売が2月15日、東海北陸7県のローソン約1600店で始まった。
「長泉あしたかつ」は静岡県東部の愛鷹山麓で育てられた「あしたか牛」と「長泉白ねぎ」を使ったメンチカツ。2013(平成25)年に静岡県が選定する「ふじのくに新商品セレクション」で金賞を受賞し、2019年に長泉町の魅力ある製品に対して認定される「長泉ブランド」に選ばれた。「明日、勝つ」の験担ぎで同町では毎年、私立・公立高校の入学試験前日に学校給食で長泉あしたかつを提供している。
ローソン広報部の平井麻子さんは「ローソンでは地域密着を進めていて、各地の特産品やご当地グルメの商品化に取り組んでいる」と振り返る。「長泉あしたかつは受験シーズンには験担ぎとして食べられることが多いと聞き、2月の受験シーズンに合わせて商品開発を進めた。長泉あしたかつ自体が非常に味のしっかりしたメンチカツで、合わせるソースの味で悩んだが、何度か試作し、長泉あしたかつの味を生かせるシンプルな味のソースを採用した」と話す。
長泉あしたかつを製造・販売する「東平商会」(長泉町下土狩)の山本雅弘社長は「昨年誕生10周年を迎えた長泉あしたかつがローソンのサンドイッチとして広域で販売されることになり、喜びもひとしお。今頑張っている受験生の栄養補給や、長泉あしたかつを知らなかった静岡県外の方に一度食べてもらいたい」と話す。
価格は368円。3月中旬まで販売予定。