食べる 見る・遊ぶ

沼津のピザ店が地場野菜でスープ 週替わりで出張販売

スープを持つ高橋さん(左)と、野菜を持つ高月さん(右)

スープを持つ高橋さん(左)と、野菜を持つ高月さん(右)

  • 94

  •  

 沼津にあるナポリピザを中心に取り扱うイタリアン「イル・ジェルメ」(沼津市平町)が3月2日から週替わりで、オリジナルメニュー「伊豆野菜のおいしいスープ」を出張販売する。

第1弾となるミネストローネ

[広告]

 店主の高橋俊介さんが手作りするナポリピザを中心に、各地のイタリア郷土の料理を提供する同店。開店は2017(平成29)年で、ピザの種類は20種類以上。ナポリ産の小麦粉を使う。職人が作ったという窯はイタリアから輸入した。毎日届く魚介類と野菜を見てピザの種類を決めるという。

 同店に野菜を届けるのはおたふく農園(函南町畑毛)の高月洋祐さん。高月さんは下田の出身で大学卒業後に中学校で教諭を務め、後に農家として独立。現在は無農薬で農業に携わりながら、農家がつくるグループ「伊豆ブランド」から農作物の魅力を販売会やイベントを通して発信している。

 2人が出会ったのはおよそ8年前。高橋さんは、同店のオープンから高月さんの野菜を使い続けている。高月さんの野菜を高橋さんは「とにかく実直で本来の味わいが素直。畑と収穫物にその人柄が出ている」と評価する。

 スープは、高月さんが届ける野菜によって変わる週替わり。NewStand(沼津市大手町)で販売する。初回はダイコンなどの根野菜を使ったミネストローネを提供する。スープと併せ、同店で使い切れなかったピザ生地を集めたパンも提供する。

 高橋さんは「良質な野菜は調味料をたくさん使わなくても潜在能力があるので引き出していきたい」と話す。

 販売時間は8時~13時。価格は、スープが250ミリリットル=300円、パン=100円。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース