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三島のトマトとバジルを使った缶ビール販売 チーズとのペアリングで「飲むピザ」実現

「三島TOMATO PIZZA ALE(トマト・ピッツァ・エール)」を持つ清野店長と畑社長

「三島TOMATO PIZZA ALE(トマト・ピッツァ・エール)」を持つ清野店長と畑社長

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 沼津のクラフトビール醸造所「リパブリュー」(沼津市大手町)が8月14日、三島市のトマトとバジルを使った缶ビール「三島TOMATO PIZZA ALE(トマト・ピッツァ・エール)」の販売を始めた。

三島TOMATO PIZZA ALE(トマト・ピッツァ・エール)

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同社は2017(平成29)年4月1日、醸造所とパブを併設したブリューパブとしてオープン。13基のタンクで自家製クラフトビールを醸造しており、2020年5月からは缶ビールも販売している。同年9月には2号店「スライダーハウス リパブリュー三島店」(三島市一番町)もオープンした。

同商品は、三島ブランド認定品の「三島トマト」と三島産のバジル、薫製したモルト、小麦モルトを使用した「スモークウィート・ベジタブル・エール」スタイルのクラフトビール。アルコール度数は5パーセント。

三島店店長の清野真丈さんは「三島市と飲食店・農家のコラボプロジェクト『みしま農家めし』でトマト農家とのつながりができ『トマトを使ってお酒が作れないか』との声があり、オーナーに相談したことがきっかけ」と話す。

オーナーでヘッドブリュワーの畑翔麻さんは「話し合いの中で、マルゲリータをビールで再現する流れに。多様なスタイルで試作をしたが、どうしても青臭さが前面に出てしまうため、トマトの皮と種を取り除いて裏ごしし、ジュースにしたものを使った」と話し、ビールに使ったトマト120キロはスタッフがおよそ8時間かけて下処理したという。

「トマトの風味を生かすため製造工程で2回に分けて投入している。スモークモルトの香りと小麦の味わいの後に、トマトの酸味とバジルの香りが鼻から抜ける、すっきりとした仕上がりになった」(畑さん)とビールの特徴について話す。

清野さんは「地元に根付いたビールを提案し、これからも作っていきたい。トマトだけでなく、地元の野菜やフルーツを使ったものも今後挑戦できたら」と意気込む。

畑さんは「チーズとのペアリングがお勧めで、三島店のスライダーバーガーとも相性がいい。コロナ禍で飲食店も大変な時期なので、お近くの飲食店のテークアウト料理などとのペアリングも楽しんでもらえたら。珍しい『飲むピザ』を、ぜひ味わってほしい」と呼び掛ける。

1缶500ミリリットルで価格は900円。同社直営店や、オンラインショップ、三島・沼津・東京・神奈川・愛知などの酒販店で販売予定。

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