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沼津の狩野川河川敷で実証実験 キャンプや天体観測など14企画

「多くの人とつながるきっかけになれば」と期間中に設置されるハンモックを使う今田さん

「多くの人とつながるきっかけになれば」と期間中に設置されるハンモックを使う今田さん

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 沼津の狩野川河川敷で3月7日、実証実験「リトリートインザシティ」が始まった。

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 期間中、沼津市中心部を流れる狩野川で、ヨガSUP、ランチマーケット、シェアオフィスなど約14企画を展開する。

 河川敷の利活用と情報発信を手掛ける一般社団法人「lanescape(レーンスケイプ)」スタッフの今田大登さんは「昨年秋の実験を通して行ったことを振り返り、この春に企画を行ってきた。対象となるのは30~40代の女性だが、幅広い年代に楽しんでもらえるコンテンツも用意した」と話す。

 「今回は、天体観測やデイキャンプなどの企画も用意する。制限の多い河川敷でも安全に楽しんでもらい、多くの人に河川敷の可能性を感じてもらえたら」とも。

 今田さんは現在東京で都市生活学を学ぶ大学院生。昨年は学業の傍ら、高校を卒業した市内の吹奏楽部OB・OGたちを集めた「After Graduate Club」を企画し、沼津中央公園(沼津市大手町)やイシバシプラザ(沼津市高島町)で演奏会を行い、沼津市民との交流を図った。

 今田さんは「学校や組織を離れてしまうと自分の地域に関心が無くなってしまう人が多い。地域の活性化を学ぶ中で若い人の関心をつなぎ止めておくのにはどうしていいか考えた」と振り返る。

 「組織から離れても集まる場所や、集まりやすい新しい組織を作り、その存在を発信していくことが大事と感じた。今回の河川敷で行う実験も、沼津にとってつながってくれる仕組みの一つになれば」と期待を寄せる。

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