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土肥金山の金塊、時価総額20億円超え 世界情勢不安による金価格上昇で

時価総額20億円を超えた金塊を見る子どもたち

時価総額20億円を超えた金塊を見る子どもたち

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 土肥金山(伊豆市土肥)に展示されている金塊の時価相当額が3月9日、およそ20億9700万円となり最高価を更新した。

20億円の金塊に触れる子ども(2020年撮影)

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 金塊の重さは250キロで、1972(昭和47)年にテーマパークとして開園した土肥金山の目玉展示。現在の重さで展示を開始した2005(平成17)年の時価相当額はおよそ4億円だったが、およそ17年で値打ちが5倍以上になった。原因の一つは世界情勢の不安定による金の価格上昇。ここ数日はウクライナ情勢が緊迫し、9日の金相場は1グラム当たり8,392円と過去最高になっている。

 同金山の国分歩課長は「ここ数年の変動は大きく、2020年の新型コロナウイルス感染症の流行では時価相当額が18億円を超えるなど、世界情勢に連動して金の価格は目まぐるしく変動している。価値が上がるのはうれしいが、世界情勢が不安定になるのは歓迎しない。複雑な心境だ」と話す。

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