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土肥金山で砂金採り大会 全国から「砂金採り王者」競う

砂金採りに勤しむ参加者たち

砂金採りに勤しむ参加者たち

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 土肥金山(伊豆市土肥)で1月11日、イベント「第11回砂金採り大会」が開催された。

採れた砂金をびんに入れる参加者

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 室町時代から金の採掘始まった同金山は、江戸~昭和期にかけ隆盛した金山。推定総採掘量は、金40トン、銀400トンといわれ、昭和期までの採掘量は佐渡金山(新潟県)に次ぐ2位。

 今回行われた体験は、館内の施設「砂金館」で行われる砂金採り体験を競技化したもので、今年で11回目。この日は、宮城県から滋賀県まで全国から60人の参加者が行われた。

 ルールは砂金採り体験と一緒で制限時間は30分。参加者たちは決められたスペース内で、砂金採り専用のパンニング皿と呼ばれる器を使って砂を採取し、ふるいをかけながら砂金を探すというもの。

 競技のコツについて同施設を運営する土肥マリン観光の小林貴宣社長は「会場で見つける金は、純金で1グラム200粒程度の小さいもの。小さい金をすぐに見つける眼力はもちろん、自分のスペース内に金が入り込んでいるかという運の良さも左右する」と話す。

 この日優勝したのは埼玉県から来た熊倉一樹さん。熊倉さんは53粒をすくい上げた。

 熊倉さんは「優勝できると思っていなかったが、最初の感触がよく、優勝を確信した。いつもは妻と勝負をしているが、いつも負けている。今回は自分が採れてとてもよかった。次回もまた優勝できるようにしたい」と話す。

 小林社長は「例年までは1月と設定しているが、春休みやゴールデンウィークなどに開催し、また話題になるように継続していきたい」と話す。

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