沼津市が4月6日、社会実験「OPEN NUMAZU」を沼津駅南口で始める。
沼津駅南口のショッピングセンター「イーラde(イーラデ)」(沼津市大手町)南側の道路を1車線減少する交通規制を行い、車道の一部と歩道を活用し、沼津地域の店出店や、自由に利用できるイスやテーブルの設置などを行う。「沼津市中心市街地まちづくり戦略」実現に向けて、まちなかの公共空間や資源を使い、人中心のまちなかを作り出すための取り組みの一環。
期間中、近隣の飲食店など16店が出店し、テイクアウトフードやパン・スイーツ、コーヒーやクラフトビールの販売、ワークショップなどを行う。スペース利用は、同所で買った物だけでなく、周辺店舗などで買った物も持ち込み自由で、青空の下でランチやカフェタイムを過ごすことができる。
沼津市まちづくり政策課の岩崎光洋さんは「公共空間を利活用しながら、理想となる日常の風景や居心地の良い空間づくりを試すことで、今後の人中心の街中実現につなげていくために行う社会実験。将来的に歩行者空間の拡大を見据えて、交通への影響の検証や、公共空間を利活用したまちの活性化について、市民や周辺事業者の方に少しでも可能性を感じてもらうことができれば」と話す。
「市民をはじめ、沼津で過ごす人の日常がより豊かになるきっかけになれば。ランチ、カフェ、読書、勉強、スマホ操作などをいつもと違うオープンエアの空間で楽しんでもらえたら」とも。
実施時間は8時~20時。雨天中止。4月27日まで。