イベント「沼津ひものファン感謝デイ」が5月15日、沼津魚市場(沼津市千本港町)で行われた。
「分けとく山」野崎さんによる干物を使ったレシピのデモンストレーション
市内の干物の認知の向上とブランド化を目的に行われた同イベント。会場には約4000人が集まり、市内の干物業者を対象にした干物品評会のほか、会席料理店「分とく山」(東京都)の野崎洋光さんによる干物を使ったレシピのデモンストレーション、品評会の審査員によるトークショーが行われた。
品評会には市内の干物業者が塩のみを使って干したアジの干物を出品。香り・塩加減・脂質・食感・うまみの5項目で審査を行い、2022年沼津干物アワード認定業者が選出された。認定された業者は9社で、グランプリとwith日本酒部門には「ヤマカ水産」(志下)、withごはん部門に「マルヒガシ間宮水産」(志下)、withビール部門とwithワイン部門に「五十嵐水産」(蓼原町)が選ばれた。
審査委員長の野崎さんは「干物はうまみの塊。このイベントを始まりとして、沼津の干物のいろいろな可能性を見いだしてほしい」と話す。
同推進委員会委員長の小松寛さんは「毎年継続していき、『干物のまち 沼津』と言ってもらえるようにしたい。野崎さんが示してくれた、干物をもっと身近に取り入れる方法や食べ方、レシピ開発などにも焦点を当てて取り組んでみたい」と今後の開催に意欲を見せる。