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沼津で「心のままアートプロジェクト」冊子配布 障がい者との関わり方考えるきっかけに

冊子「心のままアートプロジェクト」を手に持つ「色員さん」たち

冊子「心のままアートプロジェクト」を手に持つ「色員さん」たち

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 冊子「心のままアートプロジェクト」の配布が現在、ららぽーと沼津(沼津市東椎路)内にあるコミュニティースペース「沼津コート」で行われている。

屋外壁画アート制作時に手を拭いたタオルもアート作品に

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 障がいを抱える子どもとその家族が、地域社会とのつながりを深めるきっかけとしてアート作品の制作や展示を行う同プロジェクト。2021年度に行った沼津港での屋外壁画アート制作や沼津港大型展望水門「びゅうお」のウインドーアート制作などの活動、アート作品を制作する「色員さん」と呼ばれる18人の子どもの紹介、医療的ケア児を受け入れる「地球(ほし)のかけら」(沼津市東椎路)の1日に密着したレポートなどをまとめた1冊。

 プロジェクトを主催する「こころのまま」代表の沼田潤さんは「障がいを抱える子どもやその家族と関係する仲間を増やし、広げていきたいと思って行ったプロジェクト。冊子は1年間の活動をまとめたドキュメントブックで、これを読むとイベント時の雰囲気も味わってもらえる」と話す。

 「色員さん」の一人、芹澤凛音さん(15)は「背表紙にあるありがとうの文字を担当した。絵を描くのも好き。本が出来上がってうれしい」と喜ぶ。

 沼田さんは「『障がい者アート』の代名詞として『心のままアート』が広がっていってほしい。関係者やこの活動に興味を持つ人だけでなく、障がい者と接点のない人や無関係と思っている人にも読んでもらえたら。障がい者との関わり方が伝わり、自分事として考える人が一人でも増えたら」とも。

 沼津コートでは5月31日まで「色員さん」が制作した絵の展示やポストカード、缶バッジなどの販売も行っている。冊子は先着50人に無料配布する。

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