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沼津の銭湯でアート展 作家5組が「銭湯」テーマに作品発表

アート作品で飾られた浴場で兼子さん(左)と伴野さん

アート作品で飾られた浴場で兼子さん(左)と伴野さん

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 アート展「吉田温泉×アート」が5月3日から、銭湯「吉田温泉」跡地(沼津市吉田町)で開催される。

脱衣棚に陳列された作品

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 吉田温泉は1881(明治14)年ごろに開業した銭湯。沼津大空襲で1945(昭和20)年に焼失したものの1950(昭和25)年に再建し、営業を続けてきたが燃料の高騰や後継者不足で2016(平成28)年に閉業した。現在は銭湯の造形を生かしたアートスペースとして、年に数回の企画展を開いている。

 今回のアート展は、三島市出身のイラストレーター・伴野綾さんが企画。伴野さんと4組の作家が「アート×銭湯」をテーマに、銭湯の浴槽や洗い場を使って制作した作品などを展示する。展示にはげた箱も使う。点数は合わせて約20点。伴野さんは「加賀で展示した作品を伊豆でも紹介したいと会場を探していた」と話す。

 吉田温泉管理人の兼子京子さんは「市内最後の銭湯だったこともあり、閉業した現在も復活の声が多く、さまざまな形での復活を模索している。今回のようなイベントが認知につながれば。今後もコンサートやアートなど、新しい使い方を提案していきたい」と話す。

 企画展は10時~16時。5日まで。

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