沼津市立沼津高校(沼津市三枚橋鐘突免)で6月21日、職業インタビューの授業が行われた。
同授業は昨年に次ぎ2年目。高校1年生の生徒約200人が、沼津在勤の大人60人を教室に招き、40分の授業中に沼津で働くことの魅力や仕事の楽しさを取材した。
取材内容を今後、チームでまとめ、年度内に冊子として発行する。授業を通して都心部ではない働き方や仕事に対する熱意を理解し、沼津市の未来を創生するグローバル人材の育成をすることが目的という。
60人の大人たちは、飲食店経営者、信用金庫職員、地元メディアの運営者とさまざま。3~4人で編成したチームはそれぞれ仕事の魅力や内容、沼津の魅力などを聞き進めていった。
沼津で衣料品店「サルトリア ルイ」を経営する勝又輝之さんは「真面目な生徒が多く、仕事の話だけでなく本音で話した意図もくみ取ってくれた。自分からは仕事だけでなく、家族や友人などを大切にするようメッセージを伝えた」と話す。
授業に参加した1年生の生徒は「出身は三島だが、働いている人の話を聞いていくうちに、仕事だけでなく沼津という地域の魅力も伝わった。この熱意が冊子制作に反映されるように編集をがんばりたい」と意気込む。
冊子の完成は来年3月を予定している。