三島市が舞台で昨年放送されたドラマ「ごめんね青春!」のロケ地巡り活動が現在、活発化している。
ドラマは昨年12月21日に最終回を迎えたが、三島駅前にある三島市観光協会には、電話や来訪などによる多くの観光客の問い合わせが集まるようになった。三島市観光協会の藤美穂さんは「多い日には通常の2倍近くの問い合わせがある。ドラマのシーンに使われた場所の問い合わせが多い」と話す。
これに応じるように、市と観光協会はドラマのロケ地マップを作製し、三島駅前にある観光案内所や市内の店舗などに設置。「かなりの人気で、年明けには品切れしてしまう店舗も出るほど」(藤さん)と話す。
作製されたマップは全部で1万7000部。このうち3000部は市内を運行するタクシー業者6社で形成するタクシー組合に配布した。組合の1社である富士急伊豆タクシーの松尾弘樹さんは「年末から案内を要望する乗客の声が多くなった。乗客に配布するだけでなく、運転手にもロケ地を覚えてもらい、活性化につながってほしい」と話す。
三島市商工観光課の宮島康一さんは「ジャニーズ効果のためか、早くも日本だけでなく中国や台湾などの観光客も増え始めている。今後は日本語だけでなく他言語化を目指していきたい」とも。
マップは観光協会(三島市一番町)ほか、市内各所で入手できる。