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沼津の「酒屋付き天文台」で中秋の名月鑑賞会 「キッズ」と「昔キッズ」の2部制で

「とにかく明るい満月を楽しんでほしい」と参加を呼びかける矢田さん

「とにかく明るい満月を楽しんでほしい」と参加を呼びかける矢田さん

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 私設天文台「月夜のうさぎ天文台」(沼津市岡宮)が9月10日、天体観測会「十五夜お月見会」を行う。

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 同施設は酒販店「酒の矢田」屋上にあり、2016(平成28)年に開設。ドームサイズは直径約2メートル、高さ約3メートルで、口径21センチの反射式望遠鏡を設置している。酒店店主の矢田匠さんがの趣味が天体観測で、矢田さんは同施設を「酒屋付き天文台」と位置付けて、地域住民にも開放している。

 同イベントは今年で4回目の開催。子ども対象の「キッズタイム」と大人対象の「昔キッズタイム」の2部制で行う。

 矢田さんは「今年の十五夜はフルムーンでとにかく明るい。動画配信サービスやSNSなどで月の映像が簡単に見られる時代になったが、生で見る月は格別。月が揺れて見える様子や明るさ、空気感、時には蚊に刺されることも、その全てを含めて体験してほしい」と話す。

 同施設を体験した子どもの反応について、矢田さんは「最初は興味がない子どもも、親が楽しそうに望遠鏡をのぞいていると、子どもも興味を持ち、親をどけてもう一度望遠鏡をのぞき出す。信頼している人が熱狂している姿を見ることは大切」と話す。

 「天体観測は遠くまで行かないとできないと思っている人にも、町中の私設天文台に気軽に来てほしい。普段、仕事や子育てなどで忙しい人も、望遠鏡をのぞくと子どもの頃に戻ったようになれる。良識の範囲で飲酒や、おつまみの持ち込みも可能。私は月を見ている人たちを見るのを楽しみたい」とも。

 開催時間はキッズタイム=19時~20時、昔キッズタイム=21時~23時。フェイスブックページのフォームから申し込みが必要。

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