三島南高校(三島市大場)の生徒が10月27日、企業訪問を行った。
県東部・伊豆エリアの建設会社や飲食店、小売店、ラジオ局、市役所など約70事業所が協力。1年生と2年生約380人が約30のグループに分かれ、企業を訪問した。
同校教諭の渡辺旬さんは「三島南高校の生徒は地元志向が強く、大学進学で県外に出ても就職でまた地元に戻りたいと思っている生徒が多い。一方で、地元にどういう企業があるのか知らない生徒がまだ多く、将来の進路選択のためにも地元企業について知るきっかけをつくりたいと、三島田方法人会の協力を得て初めて行った」と話す。
「みしまプラザホテル」(本町)には生徒約27人が訪問した。スタッフからホテルの歴史や業務内容、働く上での心得などの説明を受けた後、生徒が新郎・新婦役を務め、模擬挙式を行った。
参加した2年の五十嵐華音さんは「模擬挙式を見て、結婚式を挙げたいと思った。人の幸せな時間を共有できる仕事はなかなかないと思う。将来の夢はまだ決めていないが、ホテルで働くのも楽しそうだと感じた」と話す。