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沼津の和食店「川う」が「大みそか用天ぷら」販売 3代目店主初の試み

「天ぷら盛り合わせ」と店主の川口さんと女将の和美さん

「天ぷら盛り合わせ」と店主の川口さんと女将の和美さん

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 和食店「川う(かわう)」(沼津市新町)が現在、大みそかの年越しそば用に考案した「天ぷら盛り合わせ」の予約販売を行っている。

「天ぷら盛り合わせ」

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 天ぷらの内容は、エビ、キス、イカ、カボチャ、ナス、ししとうの6種類。自家製天つゆを付けて、1人用1,500円で販売する。人気の天ぷらの「半熟たまご」(100円)などの単品注文にも応じる。

 1924(大正13)年、現店主・川口隆久さんの曽祖父が「川宇食堂」として創業した同店。3代目店主の川口さんは三島市内のホテルで腕を磨いた後、約40年前に同店を継承。これまで、天丼、刺し身定食、日替わりランチのなどの定食メニュー、会席料理などを提供し地元民に親しまれてきた。

 隆久さんは2020年、大病を患い、手術で手指が不自由になったため、2022年に天丼専門店としてリニューアルオープンした。

 隆久さんは「体が不自由になり、一時は店を閉めようかと思っていたが、妻の後押しもあり天ぷらをこれからも揚げ続けていこうと思った。天ぷらを揚げて約40年、大みそか向けに天ぷらを販売するのは初の試み」と話す。

 同店女将で妻の和美さんは「夫婦二人でゆっくりコツコツと、体が動く限り最後まで店を続けていきたい。コロナで世の中の元気がない中も、お客さんとのつながりを持っていたい。当店の天ぷらと共に年越しそばを食べて、良い一年にしてほしい」とほほ笑む。

 事前予約制。12月25日まで受け付ける。商品引き渡しは12月31日11時~18時。

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