水産物の加工・販売を手がける「加倉水産」(沼津市獅子浜)が現在、季節商品「節分イワシ」を販売している。
1934(昭和9)年創業の同社。現在、4代目に当たる石垣浄治さんと妻の優子さんが中心となり会社を切り盛りしている。節分イワシの販売は今年で2回目。昨年は多くの予約があり、反響を呼んだという。
今年の「節分イワシ」は、沼津市内浦で水揚げされたマイワシの塩干し1枚と、岩手県産のマイワシの塩干し1枚、沼津市静浦で水揚げされたカタクチイワシの煮干し60グラム、北海道産のマイワシのしょうゆ干し4枚と「2022年沼津ひものAWARD」に認定された長崎県産のアジの干物2枚を詰め合わせたギフトセットになる。
関西地方などでは毎年節分の2月3日にイワシを食べる習わしがあり、イワシを焼く煙が邪気を払うとされているという。優子さんは「昨年の節分イワシが好評で、またやってほしいとの声が寄せられた。今年は地元の良いマイワシが入荷し、色も美しく臭みのない鮮魚の状態で塩干しに仕上げた。地元のおいしいイワシの魅力を知ってもらい、関西特有のこの風習が沼津にも浸透するきっかけになれば」と話す。
価格は4,000円(送料込み)。インターネットによる予約販売のみで販売する。