「レストラン 雅」(長泉町下土狩)が2月3日、オープンした。
オーナーシェフの西山賢人さんと母でソムリエの雅子さんが切り盛りする完全予約制の同店。席数は、和室=4席、洋室=6席で、1日2組限定。ワインや日本酒、静岡茶とのペアリングをテーマにしたコース料理「季節のお料理」(8,000円)を提供する。アルコールまたは日本茶の「ペアリングプラン」(3,300円増し)も用意する。
コースには前菜5種、スープ、魚料理、肉料理、ご飯や麺類の〆締めの一品、デザート、飲み物が含まれる。
「あしたか牛100%ハンバーグ」や、「牡蠣(かき)のグラタン」、「杉正農園」(三島市川原ケ谷)の聖護院大根を使った洋風茶わん蒸し、「富士山サーモン」の洋風だし茶漬け、「あしたか牛」のローストビーフなど、地元食材を使った料理を週替わりで提供する。
賢人さんは老舗洋食店で約3年修業した後、ヨーロッパ各地での料理修業を経て「キッチン ピコちゃん」(三島市)のシェフを約5年務めた。雅子さんは「日本ソムリエ協会(J.S.A)」のソムリエ、ワインエキスパート、SAKE DIPLOMA、ロンドンに本部があるワイン教育機関「WSET」の認定資格レベル3、「日本ドイツワイン協会連合会」のドイツワインケナー、「日本茶インストラクター協会」の日本茶検定1級などを取得している。
賢人さんは「塩も沼津市戸田の『戸田塩』を使うなど、静岡県の食材にこだわった料理を提供する。静岡県は食の宝庫。地域の風土や歴史、文化を料理で表現する『ローカルガストロノミー』の輪を広げていきたい」と意欲を見せる。
雅子さんは「なかなか手に入らない希少なワインも用意している。飲み物と料理のペアリングを楽しんでほしい。友人や家族、カップルのハレの日や、接待などにも利用してもらえたら」と話す。
営業時間は金曜=17時30分~21時30分、土曜・日曜=11時30分~15時、17時30分~21時30分、祝日の月曜=11時30分~15時。前日までの予約が必要。