沼津の男子中学軟式野球クラブ「沼津フェニックス」の第1期生入団式が、3月12日、「今沢地区センター」(沼津市今沢)で行われた。
市内初となる中学軟式野球クラブ。4月から中学1年になる沼津市内の男子12人が入団した。1人ずつ自己紹介や目標などを話した。
部活動の地域移行を進める国の方針を受け、沼津市の市立中学校の部活動は、2023年度から平日は週3日、17時までに制限される。そのため、市内では校区を越えたクラブや団体の設立の動きが活発化している。
同チーム代表で、3月で金岡中学校の教員を定年退職する内村義則さんは「今日から12人でワンチーム。野球の経験あるなしは関係ない。一人の課題がみんなの課題、チームの課題がみんなの課題」と呼びかけた。
この春、金岡中学校に入学を予定する葉聖史さんは「野球だけでなく、人として成長していきたい」、原中学校新1年生の小栗圭翔さんは「中学校の部活に所属しようかぎりぎりまで迷ったが、学童野球チームで会ったことのあるメンバーもいて、沼津フェニックスに入団を決めた。誰よりも元気に声を出してプレーしていきたい」と話した。
内村さんは「自主自立、野球だけでなく中学生活も大切にしてほしい。ボランティア活動やキャンプ、救命講習なども行う予定。メンバーの成長を楽しみにしている」とも。