アニメ「幻日(げんじつ)のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」ラッピング電車「YOHANE TRAIN」の出発式が6月22日、伊豆箱根鉄道駿豆三島駅(三島市一番町)で行われた。
同作品は沼津市が舞台のアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」のスピンオフ作品で、沼津市をモチーフにした海と山に囲まれた架空の港町「ヌマヅ」を舞台に、「トカイでビッグになる」という夢破れ「ヌマヅ」に出戻った主人公の少女ヨハネの歌と魔法と絆を描くストーリー。7月からテレビアニメが放送される。
同社は2016(平成28)年から同アニメとのコラボ企画を実施していて、今回が第4弾のラッピング電車となる。
ラッピング電車は3両編成で、車体全体にヨハネら主要キャラクター9人をデザインし、車両前後に記念ヘッドマークを付けている。2号車中央の両側側面とヘッドマークに描かれたヨハネの横には、ヨハネを演じる声優小林愛香さんのサインが入っている。
ラッピング列車の運行を記念して、同日11時11分に出発式を行った。駿豆線管理所管区長の相良幸宏さんと水族館「伊豆・三津シーパラダイス」(沼津市内浦長浜)オリジナルキャラクター「うちっちー」が発車ベルに合わせ「出発進行」の合図を送り電車が出発した。
「夜勤明けでそのまま駆け付けた。『幻日のヨハネ』ではこれまでの『ラブライブ!サンシャイン!!』に登場していない場所も出てくるとうれしい。また聖地巡礼を楽しみたい」と埼玉県から訪れた石川良さん。函南町から訪れた30代女性は「母はマリ推しで、私はダイヤとルビィが好き。今日このYOHANE TRAINに乗れることをとても楽しみにして来た」と話していた。
鉄道部運輸課の井川奈々子さんは「『幻日のヨハネ』の世界観が楽しめるデザインに仕上がったので、アニメを見て電車にも乗車してもらえたら。ファンには『ラブライブ!サンシャイン!!』のアニメ終了後も沼津に足を運んでもらってきたが、『幻日のヨハネ』の放送をきっかけに、沼津を含めた沿線地域の新しい魅力を見つけに来てほしい」と話す。
同電車は駿豆線(三島~修善寺間)を1日2~11往復する予定。